焼き鳥屋の店内が煙たくない理由は?ダクトとは?
焼き鳥屋は店内で調理するにも関わらず、なぜか煙たい印象はありません。煙たくない理由の1つが、ダクトにあります。壁から飛び出ている、管のようなものを見たことがないでしょうか。壁から出ている管そのものが「ダクト」と、呼ばれるものです。
ダクトの設備がしっかりしている所ならば、どんなに焼き鳥を調理しても煙が充満することはありません。また省エネ性や安全性・断熱工事や保温工事も進めますので、快適な環境を整えるのに不必要です。
断熱工事の必要性
断熱工事を施すにも、排気ダクトの存在は欠かせません。排煙ダクトに断熱材を巻くものです。ダクトの断熱工事のメリットは、単に熱を遮断するだけではありません。火災の予防を防ぐ役割もございます。
ビルのテナントに入っている店舗では、排煙ダクトを共有しています。各店舗にダクトはありますが、排出の途中で1本にまとめられる形です。もし断熱工事が施されていないダクトだった場合、火災が発生する恐れが出てくるでしょう。まさかの事態を発生させないためにも、断熱工事は進めておきたいものです。
保温工事の必要性
保温工事も重要です。ダクトに保温工事を施せば、室内は一定の温度を保つことが可能となります。先程「ダクトは煙や熱を排出するもの」と、説明しました。排出目的のために設けられたダクトに、保温を施すのは違和感があります。
ただダクトは、熱も排出するのです。もし極寒の寒い日に、建物内の暖かい空気も排出したら洒落になりません。そこで保温工事を施すことにより、快適に過ごせる環境を整えているのです。
結露予防にも繋がる
保温工事は、結露予防の効果もあります。当たり前の話になりますが、空気中には水分が含まれています。水分が何らかの理由で冷やされると、水滴が発生します。発生した水滴こそが「結露」と呼ばれるもので、何もしなかったら腐食を引き起こしかねません。
結露が発生しやすい場所は色々ありますが、代表的なところで言うと「ダクト」そのものです。ダクトを取り付ける際には、保温工事と断熱工事の検討を強くおすすめします。