人工大理石のシンクってどんなもの?
人工大理石のシンクは、一言でいえば大理石に匹敵する強度を持つ樹脂を使用しているシンクのことです。
若干分かりにくいかもしれませんが、樹脂ではなく天然の大理石を粉砕し、セメントや樹脂で固めて作ったものもあり、それは人造大理石のシンクと呼ばれています。
また、人工大理石のシンクであっても樹脂に人造大理石の原料を一部使用しているものもあるなど、実は明確な線引がしきれない一面もあります。
ただ、いずれにしても大理石を思わせるような仕上がりで、大理石に似た特徴を持っているのが人工大理石のシンクです。
そのため、メリットやデメリットについても大理石に近いものがあるといえるでしょう。
次の項目では、人工大理石のシンクのメリットやデメリットについて解説します。
人工大理石のシンクのメリットやデメリットについて
人工大理石のメリットは、手入れのしやすさ、デザインの豊富さが挙げられます。
大理石のような質感を持っているので、汚れを拭き取りやすく手入れがしやすいのが魅力で、汚れてもすぐに拭き取ってキレイな状態にできます。
加えて、特殊な樹脂を加工して作っているので、自由なデザインや風合いを持たせられるため、バリエーションも豊富でキッチンのレイアウトに合わせたシンクが選べるのも魅力です。
デメリットは、食器の保護がしにくい点や耐久性で若干ステンレスに劣るということです。
陶器の食器を強くぶつけてしまった場合、ステンレスのシンクは無事なことが多いのですが、人工大理石のシンクでは食器が破損します。
そのため、食器洗いは注意して行い、食器を傷つけないようにするという配慮をしながら利用することが重要です。
次に耐久性の面でステンレスに劣る点として、ステンレスが鋼由来の原料なのに対し、人工大理石は樹脂がメインになっています。
熱に強く耐久性の高い樹脂を使用しているものの、ステンレスに比べるとどうしても劣ってしまいます。
但し、極端に劣っているわけではないため、耐久性を重視してステンレスを選ぶという選択をわざわざする必要はないかもしれません。