長野県でも型枠工事が盛んにおこなわれています。特に型枠の組み立てを手掛ける型枠大工は、長野県でも優れた職人が少なくありません。そこで今回は、長野県で活躍する型枠大工が手掛けた型枠の施工例をいくつか紹介していきましょう。
杉の板目が美しい杉板型枠
長野県で型枠工事一式を手掛ける企業では杉板型枠の施工にこだわって、施工を実施しています。杉板型枠とは型枠の板に杉板を使用し、杉板の美しい板目をコンクリートに再現する技術です。通常型枠で使用する板は、合板に化粧板を取付けて平面でなめらかなものを使用します。その常識をあえて打ち破り、平面ではなく杉板そのものの模様をコンクリートにつける技術は、型枠解体や強度、型枠設計で通常の型枠工事以上に様々な要素を考える必要があります。そのように手間のかかる型枠工事の技術でも積極的に導入しているのが、長野県の型枠大工による杉板型枠です。これは一般住宅や店舗、公共施設などで利用されています。
県外でも施工をする長野県の型枠大工
型枠は、長野県だけで施工されている工事ではありません。当然長野県の型枠大工やその企業も県外の施工に参入しています。もちろん現地にも型枠工事を手掛ける型枠大工やその企業は存在しているものの、それらの職人や企業に代わって現地の施工を手掛けるケースもあるのです。例えば、病院や公共施設といった大規模な型枠工事が必要な現場であっても長野県の型枠大工は活躍しています。建物の強度や耐震性を左右する基礎でもある重要な工事を県内県外にかかわらず、その技術を発揮しているのです。
耐震工事や補強工事でも活躍する長野県の型枠工事
耐震工事や補強工事はアンカー工事と呼ばれています。構造物に機器や耐震補強部材といった、いわゆるアンカー筋(きん)を取り付ける際に基礎となるコンクリート構造物を作るのに型枠工事が重要な役割を発揮します。耐震補強部材や耐震機器の特徴を熟知したうえで、必要な施工図を作成し、墨出しで正確な型枠を組み立てていく場面でも長野県の型枠大工は活躍しています。