朝霧高原は観光地だけではない?
朝霧高原といえば広大な高原とどこからでも富士山を眺められるその景観から観光地として有名であり、多くの観光客が足を運ぶほか、キャンプ地としても利用されています。
このように観光地としてのイメージが強い朝霧高原ですが、実は一大酪農地でもあり、こちらで多くの乳製品が生産されています。
朝霧高原の特徴の1つとして紹介しましょう。
朝霧高原は一大酪農地
この地での酪農の歴史は古く、昭和25年ごろからすでに行われており、昭和29年には高度集約酪農地域に指定されています。
そこから現在に続く多くの酪農業が営まれ、現在でも一大酪農地として発展しているのです。
このように酪農が根付いたのは朝霧高原の環境も大きな理由です。
その名前の通り霧がよく発生する湿度の高い土地で、雨も多いことから、その土地の傾斜とあわせて牛の餌となる牧草がよく育ちます。
さらにここは標高が高いおかげで気温がやや低く、夏でも30℃を超えることは稀な涼しい一帯となり、牛の飼育にも適しているのです。
このようなことから古くより酪農が営まれており、現在でも多くの乳製品がこちらで生産されています。
朝霧高原にある酪農家の例
たとえば富士宮市の人穴区にある株式会社Gracelandが一例です。
この地で酪農を初めてすでに70年が経過し、現在の代表者は3代目となる歴史の長い酪農家ですから、まさに先に紹介したようなこの地の古くからの酪農家に数えられるでしょう。
株式会社Gracelandとしての活動はまだ始まったばかりですが、長きにわたる酪農の経験を活かし、高品質な生乳の生産のために日々努力を続けています。
多くの牛乳を実際に出荷していますので、どこかでこちらの牛乳を口にしているかもしれません。
朝霧高原は酪農地としてもぜひ注目しよう
生産地の付近では新鮮でおいしい食品が多く手に入るものですから、品質のいい牛乳などの乳製品がほしいときは朝霧高原を1つの候補地としてはいかがでしょうか。
また、酪農の仕事に興味があるときには、就職先の候補がよく見つかる土地としてもぜひご注目ください。