施工図ってどんなもの？
施工図とは、施工を行うために必要な情報を集約した図面のことです。
実際の施工現場にはいろんな職種の方がかかわりますが、その関係者全員で同じ情報を共有するために必要なことを、わかりやすく図面で示した書類です。
使用する資材やネジなどの種類、形状や寸法、またそれをどこに使うのかなどが詳細に記載されており、この施工図をもとに工事を進めていきます。それぞれの工程をスムーズに進めるために、重要な図面です。
施工図には細やかな情報が記載されているので、施工ミスを防ぐことや、やり直しなどの無駄な作業を防止することにもつながります。
施工図の種類には、躯体図・平面詳細図・天井伏図・配管図・外構図などがあります。順にみていきましょう。
躯体図とは、建物の骨組みの図面で、鉄骨や鉄筋コンクリートなどに関する作業をするための図面です。
平面詳細図とは、建物を真上から見た図面で、施工作業のもとになる図面です。
天井伏図とは、天井を見上げた時の図面で、照明器具や防災機器、空調機などに関する図面です。
配管図とは、配管設備に関する図面です。
外構図とは、建物以外の設置物に関する図面で、「エクステリア図面」とも言われています。
福山の施工図の求人の様子とは？
福山で施工図の求人を探す場合は、ハローワークへ行ったり、インターネットで検索してみるのがいいでしょう。
施工図を書く仕事をするために必要な資格は、特にありません。ですが、建築士、建築施工管理技士などの知識やCADに関する資格などを持っていると、おおいに役立ちます。
実際の求人では、これらの資格や実務経験者、業界経験者を優遇するものが多くみられます。一方で、未経験者でも応募可能な求人もみられます。
施工図のプロになるためには、うまく書けるようになるまで地道に経験を積んでいくことが重要です。技術者として経験が増えていくことで、将来は仕事に困らなくなる可能性もあります。