東大の卒業式で学長が「君たちは必ず失敗する」という演説ををしたことがあります。
なぜなら、これから社会へ出ていく「ひよっこ」である新社会人が全てをうまくこなせる訳がないからです。
「君達は必ず失敗する。だが、そこから学び、考え、乗り越えた者だけが前に進める。だから失敗を怖がってはいけない」という主旨だったのです。
失敗した時にしてはいけないこと
人間は神様ではありませんから、必ず失敗します。
ですが、失敗した時に絶対にしてはいけないことがあります。
それは「下を向いてしまうこと」です。
下を向いてしまうと何故か絶望的な気持ちに襲われ、自分はダメな人間なんだと自分で思い込んでしまいがちです。
そして、それは、よりネガティブな思考に発展してしまいがちです。
失敗して怒られている時には前を向きましょう。
一人で考える時は上を向きましょう。
何故か人間というのは悪い状況であっても、上を向いていると「なんとかなる」と思えるものなのです。
失敗は成長の糧
実は、あなたから見たら、とても失敗しそうもないベテランの方であっても若い時は沢山、失敗をしているのです。
そうでなければベテランになどなれません。
ベテランであればあるほど「思い出したら穴を掘って隠れたくなる」ような過去が山ほど、あるものなのです。
つまり失敗を糧として前に進んだ人だけがベテランになれるのです。
そうでない人は途中脱落してしまっているのです。
途中脱落こそ、本当の失敗
失敗をして怒られ、自分はこの仕事には向いてない、と考える人は途中脱落していきます。
そして、世の中は途中脱落した人達には非常に厳しい対応をするものです。
就職の面接で「前の会社を辞めた理由は何ですか?」と問われた時に「自分に向いてなかったから」と答える人を、その会社は採用するとあなたは思いますか?
実は途中脱落してしまう人は失敗を怒られている時に必ず「下を向いている」ものなのです。
まとめ
例え失敗して上司に怒られている時でも、しっかり顔を上げ、前を向きましょう。
実は怒っている側の上司も前を向いていると「ちゃんと聞いているな」と思うものです。
下を向いていると「こいつはもうダメかもな」と思うものなのです。
だから絶対に下を向いてはいけません。
本当の失敗は実は「下を向いてしまう」ことなのです。
顔さえ上げていれば、なんとかなるのです。
そして「なんとかなる」ということが、その失敗を乗り越え、前に進むということなのです。