神様は障害を持っていた!?
日本の歴史は障害者が作り上げたと言っても、過言ではございません。色々と語弊が生む出だしではあります。しかし書物にしっかりと残されている以上、否定できない事実です。
障害者が歴史に登場したのは、人類の歴史が紡がれた頃とほぼ同時期。神様夫婦の間に出来た子供には、障害がございました。子供は障害をもろともせずに成長し、やがて「福の神」と呼ばれるようになったのです。他にも、障害を抱えていると思われる神様は日本にいらっしゃいます。変な差別はなく、平等に扱われたのが分かるでしょう。
生きづらい戦国時代
しかし、平等だった時代は遥か大昔の話。戦国の時代になると、障害を持つ人の肩身は狭くなりました。日本全国各地で戦が勃発し、健康的な人でも命の危険にある世の中です。自分の身を守るのが精一杯であるため、他の人にまで構っている余裕はありません。
ただ完全実力主義の世の中でもあったので、実力者であれば、どんな事情を抱えていても大出世のチャンスがありました。実際に出世に成功した障害者も少なくなく、歴史に名前を残している方もいらっしゃいます。
意外と平和だった江戸時代
「昔の障害者は生きにくい世の中だった」と思われる方も多いでしょう。昔は「障害福祉サービス」の概念もなかったので、生きにくい世の中だったのは間違いないでしょう。しかし変な差別に関しては、ほとんどありませんでした。
平和な時代が続いた江戸時代において、障害を持つ人は当たり前に存在していたのです。江戸時代に活躍した偉人の中には、障害を持つ方もいらっしゃいます。
平和な時代を願う
「障害者が生きにくい世の中」となった時期も、確かにございました。先ほど紹介した戦国時代と、そして戦争時代。生きるだけでいっぱいいっぱいの頃だったので、他の人にまで手が回らなかったのです。「時代のせい」とはいえ、大変つらかったと思います。
鳥栖市をはじめ全国で「障害福祉サービス」が広まったのは、平和な時代があってのこと。戦争がない世の中が未来永劫続いてほしいと、願うばかりです。