近年はスマホのカメラ機能が高性能になっているためか、デジタルカメラの利用が停滞気味です。
ただ、同じデジタルカメラでも、一眼レフタイプは好調を維持しています。
その要因は、何といってもきれいに写るということに他なりません。
デジタル一眼レフカメラの魅力
画質が優れていると言われる一眼レフタイプの画素数は600万～800万画素が中心になっています。
実は、一般的なデジカメも上位機種になると、600万～800万画素クラスのCCD(イメージセンサー)を搭載しており、一眼レフタイプが突出しているわけでもありません。
一眼レフタイプの何が優れているのかというと、CCDの大きさが全く異なります。
CCDはAPS-Cサイズの大型のものを搭載しており、デジカメの1／1.8～1／2.7型の小さなCCDと比較すると、面積にして約15倍もあります。
CCDというのは、一種の小さな太陽電池の集まりです。
太陽電池は面積の大きい方が大きな電力を得られるため、その差が画質の違いとなって表れます。
また、デジカメには無いピント合わせ専用のセンサーが搭載されているため、ピントが素早く合います。
さらに、シャッターのタイムラグが短いため、撮りたい瞬間を逃さずに写せます。
そして、一眼レクタイプはシチュエーションに合わせて、広角レンズや望遠レンズなどに交換できるため、写真の表現方法がバラエティになります。
デジタル一眼レフカメラのデメリット
一眼レフタイプのデジカメはどうしてもサイズが大きくまた重いため、一般的なデジカメのようにポケットに入れて持ち運ぶことができません。
そのため、写したいシーンに出会っても、その時にすぐに撮影するという手軽さがありません。
また、構造的なデメリットとして、光をレフなどの光学機器に反射させるため、視野率が100%になりません。
従って、ファインダーには映っていなかった物が実際の写真には写っていたということがままあります。
まとめ
デジカメの良さは何といっても手軽さにあります。
ポケットに入れて持ち歩きができ、好きな時に風景を写したり、友達と自撮りをしたりできます。
ただ、思い出の写真としてきれいに写したい、自然の美しさをそのまま表現したいと思ったら、断然一眼レフカメラの方が適しています。
それは、搭載されている機能が圧倒的にデジカメより優れているからです。
当然、きれいな写真を撮ることの満足感や充実感は、一眼レフカメラでなければ得られません。
デジカメとデジタル一眼レフカメラはニーズや目的に即して選択することが大切です。