キャッシュフローがうまくいかずに困っている方は、一個人から大企業の経営幹部まで様々です。
金額の大小はあれど、お金で困っている方は少なくありません。
そんな方々へお金との接し方でヒントになるのがこの本です。
今回紹介する本はお金にどのような接し方をしているのかを紹介しましょう。
パニックに陥らないことが重要
銀行の残高が足りずに引き落としがされなかったり、財布に思った以上にお金がないと、パニックになることがあります。
こういった場面でとっさに行動すると、問題が拡大することも少なくありません。
例えば、安易に高利子のキャッシングをしてしまったり、大切なものを現金にして当ててしまったりといったことです。
一瞬で問題が解決したように思えますが、問題が深刻になることも少なくありません。
もしお金が足りなくなったら、支払いの期限や金額などをキチンと把握し、それらの期限のうちにお金が入ってくる見込みがあるかなど冷静になりましょう。
そうすることで、問題を顕現させることができます。
楽観主義者の長所だけを学ぶ
お金のことでくよくよしないコツは楽観主義者から学ぶことです。
しかし、楽観主義者は時に現実逃避をして、問題を深刻化させてしまっているケースもあります。
そういったマイナスの部分だけでなくあくまで長所を学べと著者は言っています。
例えば、状況を見極めてあきらめないで気楽に対処する、状況を楽しむといった点です。
粘り強く、そして楽しんでお金の問題に対処すれば、きっと解決できると主張しています。
お金ではなく時間を気にするべきという主張
お金のことでくよくよする時間があれば、その時間を使ってどうすれば副業ができるか、お金が入るかといった建設的な時間に当てるべきといっています。
お金はチャンスがあれば、入ってきますが、時間は取り戻せません。
お金よりも大事なもの(時間)があるということをしっかり理解しましょう。
まとめ
この本は全体を通じて、気の持ち方やこまめな対策などについて語っています。
企業のキャッシュフローの改善など大きなお金のことに対して具体的な方策が示されているわけではありません。
しかし、応用として利用できる面は多くあります。
メンタルの持ち方として楽観主義者の長所を学ぶことなどです。
また、お金がないものの自分が生きているという根本的な感謝や時間はお金よりも大切であるということについて強く訴えかけています。